ヴェーパーロックの原因は?!
156のブレーキはヴェーパーロックしやすいっ!! と私は考えるのですが、みなさんはいかがでしょう? 決してサーキット走行レベルだけの話ではありません。走り好きの方なら体験されていると思うのですが、峠を20〜30分ほども全開走行すると、「ブニュ〜」ってな感じでブレーキペダルがフロア近くまでいっちゃいますよね。
はじめ、この原因は、マスターバックの位置や片押しピストン方式、ローター径不足といった、ブレーキシステムの全体的な容量不足に起因するものと思っていました。もちろん、そうしたことも原因の一部ではあるのでしょうが、今回リアブレーキパッドを交換してみて、一番大きな原因を見つけたように思います。スポーツ走行する方の参考になれば幸いです。
 
※ヴェーパーロック現象とは?
ハードなブレーキングで発生した熱でブレーキフルードが沸騰し、フルード内に気泡(エア)が発生する現象。ブレーキペダルのストロークが増大してブレーキの効きやフィールが著しく悪化する。冷えればある程度回復するが、一度発生した気泡は消滅しないためフルードの交換若しくは、エア抜き(フルードの一部交換)が絶対に必要。
FRONT
RIRE
フロントブレーキピストンです。
余談ですが錆びやすいので、鳴き止めグリスは内側にも薄く塗布するといいかと思います。
リア側です。
左右の切り欠き部は、パッド交換時にピストンを回転させるためのものです。