モディファイ優先順位
 

2005/02/12 

ここに記載の優先順位とは、全て「私個人の主観」によるものでありまして、この順位でモディファイを進めていくことを推奨しているわけではありません。モディファイはクルマを自分好みに仕上げていくのが一番の楽しみですからね。参考の参考くらいで軽く読み飛ばしてください(笑

 

部屋長の優先基準

 1 効果が体感できる。(ドレスアップは考慮外)

 2 安い。

 3 サーキット走行でも使える。

 4 ファミリーカーとしての機能・快適性をなるべく損なわない。

 5 安全第一。

 6 クルマに対して副作用がない。

 

優先順第1位

ブレーキパッド

 156の弱点についてアンケートを取ったら、多分ブレーキの弱さが一番にくるのではないでしょうか。ただし、パッド(私の確認している限り3社のものが純正品として存在)をはじめとして、ブレーキ構成部品は、同年式、同グレードでも、クルマによって違うメーカー製のものが装着されていることがあり、実際に乗り比べてみて、効きやタッチに歴然とした差を感じたことがあります。不満がなければ、もちろん交換する必要はありませんが、パッドを社外品のスポーツタイプに交換するだけで大きな効果を感じられると思います。さらに純正品は、欧州車お約束の黒いダストが大量発生しますが、社外品の多くは純正品よりは少なめです。

 価格は、最近シェアを高めているEBCのものだと1万円+αくらいから、サーキットもOKなものだと3万円以上(いずれもフロント左右セット)のものまでありますが、サーキットを走る予定のない方には、耐熱温度900℃なんて高価なパッドはオーバースペックですし、こういったスポーツ性の高いものは、鳴きや減りの早さといった点で快適性・経済性が犠牲となっていますので、使用環境に合わせて選ぶと良いかと思います。

 

優先順位第2位

HID(キセノン)ヘッドライトバルブ

 ブレーキと並んで不満の声が多いのがヘッドライトの暗さ。HIDバルブに換装にすると、すんごく明るくなります。有名メーカーのものは10万円以上と高価ですが、私の付けたキットはたったの3,5万円。なのに明るさは文句の付けようがありません。自分で取り付けるのが面倒な方は、電装屋さん等に頼めば2万円程度の工賃でやってくれるはず。工賃込みで5,5万円としてもこの明るさは「買い!」です。安全性の向上につながるのはもちろん、夜間走行が楽しくなるくらいです。(ただし超明るいので、光軸管理は最重要! テスターできっちり合わせましょう。車検場そばのテスター屋さんに直接持ち込めば1000〜1500円くらいですぐにやってくれます。)

順位第3位

ワイパーゴム

 ノーマルは国産と比べてあまり品質がよろしくないようで、これまた評判悪い。特に撥水剤との相性が悪く、ガラスに撥水剤をコーティングすると、新車でも「ダ、ダ、ダ」とワイパーが跳ねてしまいます。このゴムを潤滑剤がコーティングされたアフターパーツに交換すればスッキリ嘘のようにスムースに動くようになります。ただし、ブレーキ同様、ワイパーアームにも仕様違いがあるので、ゴムだけの交換は現車合わせになりますが(うちの2001年工場ラインオフ車はPIAA社のものがぴったり適合)、アームごとの交換なら最近BOSCHが適合品を出したので多分ほとんどの156にOKと思います。

優先順位第4位

ロアバー(アンダーバー)

 フロントサスペンションを固定しているサブフレームを強化するパーツ。タワーバーよりこちらの体感効果を評価する声極めて多し。かく言う私もタワーバーの効果は?でしたが、ロアバーは装着後数百メートルの走行で直進安定性向上とステアリングのスムースさを体感しました。価格的には2万円弱〜5万円と国産車用に比べると倍くらい高価ですが、タワーバー付けるならまずこっちが先。形状は、大きく分けて1本バータイプとハシゴ型とがありますが、大きな差は無いようですから、予算に応じて決めるといいでしょう。ただし、車高を下げる予定のある場合は、最低地上高に注意。モノによっては車検が通らなくなるばかりでなく、路肩等にヒットした場合、サブフレームに大ダメージを与える可能性あり。スキー場に行くのも厳しいかも。

優先順位第5位

スリット入りブレーキローター

 スリットは冷却性向上だけでなく、ダストを効果的に排除することで制動性のアップにも役立ちます。パッドの減りが早まるのが欠点ですが、一度その効果を知ってしまうともうプレーンローターには戻れません。パッドだけでも効果は感じられると思いますが、どうせなら一緒に交換するのがモアベターよ(合掌

優先順位第6位

アーシング

 手軽で安価なモディファイとしてすっかり定着した感のあるアーシング。最近は国産メーカーでも純正アクセサリーカタログに載せる(日産Z等)くらいまでになりました。しかし、効果については未だに疑問視する意見もあります。

私は自分で装着してみて、ハッキリとレスポンスやトルクのつきが良くなったと感じました。百歩譲って効果がないとしても、メートル辺り400円程度の専用線が3〜4メートルと、圧着端子が数個あればできるので安価ですし、キチンと装着すればデメリットも危険性もないので、試す価値は十分アリと思います。156専用キットもありますが、1万円前後と高価ですし、汎用のコードを装着した場合と比べてメリットがあるとは思えない(見た目はキレイですが)ので、お勧めしません。

原理的にみて、古くなったクルマほど効果は大きいはずですから、低年式車なら体感効果はより大かと。

優先順位第7位

フルバケットシート

 ノーマルシートもサポート性は悪くはないのですが、フルバケのそれはもう別次元です。上体ががっちりホールドされるので、ちょっと速めに交差点を曲がったくらいで、まるで足回りを固めたのかと勘違いするくらいにクルマそのものが安定して感じられるほどです。乗降性の極悪化、シートバックが倒れない、サイドエアバッグが無くなる等の弊害もありますが、スポーツ走行には超効果大! セミバケと悩む方も多いかもしれませんが、価格的にフルバケの方が断然安く、効果も大。私のスパルコスプリントなんか、新品がオークションで1,9万円ですから。シートレールも交換しなくてはなりませんが、こちらは2万円前後。でも効果を考えると決して高い金額ではありません。

優先順位第8位

 マフラー

 ただし、V6に限ってのお話。V6がノーマルのままでもいい音なのはご存じのとおりですが、アフターパーツに交換することで超絶サウンドを得られる可能性があります。「可能性」としたのは、アフターパーツの種類が多くて品質もピンキリで、モノによっては音量ばかりが大きくてノーマルより音質が落ちる製品が存在するからです。また、ノーマルのタイコは結構重い(TSで12,2kg)ため、チタン製等に交換すると10kg近く軽量化できるメリットもあります。

TSも音がいいとは言われますが所詮は4発。V6のように、外から聞いていても惚れ惚れするような音質にするのは無理というもの。十数万円もする高価なものを購入するのはどうかと思います。

優先順位第9位

軽量ホイール

 17インチでも7kg台は珍しくないのに、ノーマルホイールは1本約9,4kgと、16インチにしてはメチャクチャ重い。そのため、ちょっと荒れた路面を走ると「ドタドタ」とバネ下が暴れますよね? ホイールを軽量化することで乗り心地は良くなりますし、路面追従性が向上するので峠のスポーツ走行などでも大きな効果が体感できます。でも、サーキットだと元々路面状況が良いので、それほどの効果は得られないかもしれません。17インチを考える方も多いと思いますが、タイヤ込み重量でノーマルより重くなると乗り心地が大幅に悪化する可能性がありますから、デザインだけでなく、重量もチェックした方がいいですな。

優先順位第10位

車高調

 これはサーキット走行する場合に限ります。車高が下がると速くなるか? イエスかノーかなら、イエスです。それになんと言っても車高が調整できるので、前後左右の高さを調整することで走りのバランスを自分好みや、コースごとに合わせることが可能なのも強み。

 ただし、乗り心地は確実に悪化します。着座位置の関係から、前席より後席パッセンジャーが大きくそれを感じます。ユーノス号のカーツ社製車高調は「乗り心地重視のストリート仕様」ですが、それでも後席に座る人には辛いものがあります。前オーナーは家族の反対に合って私に格安で譲ってくれました。私の家族もブーブー言ってます。後席にお年寄りや赤ちゃんを乗せて長時間運転する機会のある方は辞めた方がいいでしょうね。

優先順位第11位

タイヤ

多くの方から、「何でタイヤがこんなに順位低いんだあ」と怒られそうですが、わたし的には、足回り→タイヤの順となってるので、車高調の後になってしまいました。それにタイヤって選び方難しいじゃないですか。左のアゼニスRT215なんて、好条件下のドライグリップ以外はノーマルファイアホークに全て負けますから。

ということで好き勝手に述べさせていただきましたが、みなさんのご意見もお聞きしたいと思います。何なりと掲示板かメールでお願いします。