アクセルペダル遊び調整(TS 5MT)
2006/06/17UP
アクセルペダルを勢いよく戻したときに、「カタ」という音がしてアクセルペダルの遊びが大きくなっていたことに気づきました。運転席足下に潜って確認すると、ペダル面でみて遊びはゆうに15ミリはありました。アクセルペダルとスロットルリンケージは、自転車のブレーキやギアに使われているのと同様の金属ケーブルでつながっていますから、少しずつ伸びてしまうのです。
さて、調整しなくてはなりません。念のためペダルとこれにつながるステー周りを確認しましたがここには調整機構はありません。エンジンルームを開けて、ケーブルがスロットルボディーにつながる場所で調整機構を見つけました。リンケージ部分では、露出したケーブルがかなり緩んでいるのがわかりました。

使用工具 なし

いじくり時間 1分

いじくり費用 0円

難易度 D(A難〜D易)

 

撮影の邪魔になるため、手前側のブローバイガスホースを外しています。
1分でできる!
セレとV6はドライブバイワイヤー(電子制御スロットル)のため、調整方法が異なると思われます。
はじめ、U字型クリップを外して、自転車のブレーキ調整のように、ケーブルがはまっている部分のゴムリングを回してやれば調整できるのかと思いましたが、いくら回しても遊びの量が変わりません。
よく調べたら、何のことはありません。U字型クリップを差す溝の位置を変えるだけで調整するのです。これはカンタン!
全部抜くとこんなです。一番先端側の溝でもまだ遊びが大きかったとしたら……。ケーブル交換かな(汗
ゴムリングのところでやや固着しているかもしれません。その際はシリコンスプレーを吹いてやればOK(CRC5−56等、金属用潤滑剤はダメ!)。
通常の遊び量増加なら、溝一つ分先端側に移動すればよろしいかと。張りすぎに注意!
クリップを落とさないようくれぐれも注意! 1分で終わる作業が、ジャッキアップ&アンダーカバー外しで小1時間になるかも?
作業ついでに、スロットルリンケージのスプリングバネ付近に潤滑剤を吹いてやると、気持ちアクセル軽くなります。お試しを。