↑返しはゴムのこの辺
↓この辺から引き込みます
↑Cピラー内張の中にドライバー等で押し込みます
使用工具 マイナスドライバー若しくは先端が細く平たくなっているもの
いじくり時間 15分
いじくり費用 ゼロ
難易度 D
 
 156のリモコンキーの感知範囲って少々狭いと思いませんか? 向ける方向によっても違いますが、ウチの156の場合確実に作動するのは3メートル前後くらいでした。そこにBG8Rさんから掲示板に書き込みがあり、「トランク天井内のアンテナ線を展開するとよい」と教えていただき、若干アレンジして試したところ、最長10メートル近くまで感知域が広がりました。部品代もかからないし、ほんとBG8Rさんに感謝です。
 まずトランク内の天井部分の内張を外します。手前側にある手締めのロックピン5個を外せば簡単にめくれます。奧側の2個は簡単には外れませんし、また外す必要もありません。このとき内張の縁が結構鋭くなっているので指を切らないように注意してください。内張をめくると、写真のように中央付近に黒色平形カプラーがあり、これに茶色のコードが巻き付けてあると思います。これがリモコンキーの発する電波を感知するアンテナ線です。(なぜ展開せず、巻き付けてあるかは不明)アンテナ線の末端はビニールストローがはめられて天井の奧に押し込んでありますので、これを引っ張り出し、巻き付けてあるカプラーから解きます。ビニールストローは必要ないので外してしまいましょう。
 次に室内リアガラス下ボード後部に、トランクと室内を結ぶエアダクトがありますので、この丸い穴にアンテナ線を通して、室内に引き込み、リアガラス脇Cピラーの内張にドライバー等を使って押し込みます。(ドライバーを使う際は、ガラスにプリントされた熱線を切らないよう注意。)
 最後にトランク天井内張をロックピンで留めて終わりなのですが、このとき、例の鋭い天井内張の手前側縁が、トランク開口部を一周しているウェザーストリップゴムの返し部分にしっかりはめてやることを忘れないでください。これを忘れると、後で荷物の出し入れの際、紙くらい切れそうな鋭い縁で指や手を切ります。(経験者が言うので間違いありません。)
 これで終了です。リモコンキーを使う位置によって違いますが、高い位置から発信すると10メートル近い距離から感知することもあります。平均5メートルくらいでしょうか。途中で分岐させて左右Cピラーに押し込む等、工夫次第でもっと感度が上がるかもしれません。関心ある方はいろいろとチャレンジしてみて、良い方法が見つかればご報告ください。