使用工具 10ミリソケットレンチ、4ミリヘックス、+ドライバー
いじくり費用 2,000〜5,000円
いじくり時間 3〜4時間(フロント左右)
難易度 B
内張の脱着法は、→こちら←をご覧ください。
なお、このページの作業にあたって、青忍さんの「青の部屋」を大いに参考にさせていただきました。
 
いきなり完成画像で説明いたします。
デッドニングとは、簡単に言いますとドアの開口部を遮蔽することで、ドア全体をスピーカーボックス化し、音質の向上を図ろうとするものです。
効果の程度ですが、明らかに低音の歯切れが良くなります。ただし、劇的にとまではいかないかも? またスピーカーがある程度いい音(低音)を出してないとやる意味がないでしょう。ノーマルのスピーカー(非BOSE)では効果を期待できません。
そういう意味では、システムアップの順位としてはやや後の方かもしれませんね。
 
素材ですが、カーショップに行くとデッドニング用の遮蔽シート(制振シート、吸音シート、防音シート等様々ある。微妙に役割が違うらしい)が売ってます。全部揃えると1万円近くするでしょう。私はアルミテープとクッションで自作しましたが、予算と時間と熱意のある方はどうぞ、徹底的にやってみてください。(笑
内張を取り、防水シートを剥がすとこのようになります。
防水シートはそんなに弱くはないのですが、両面テープが結構強力なので、破らずに剥がすのは困難です。再利用は諦めた方が無難です。
なお、防水シートという名前でおわかりになると思いますが、雨の日や洗車時、ドア内は水浸しになります。特に下側が激しいので、加工時はこの点を十分念頭においてください。やり方によっては、室内に水が入ってきたり、カビ臭くなるおそれがあるほか、最悪の場合はスピーカー等の電装品がショートするかもしれません。
上の画像は、一旦防水シートを全部引きちぎって剥がした後なのですが、これが失敗。シートのスピーカー部分は、水を防ぐと同時に負の音を上手く裏側に逃がすよう、よく工夫して作られてます。慌ててゴミ箱から回収して付け直しました。この部分だけはハサミかカッターで切って残しておくといいかもしれません。もちろん器用な方は自作すると良いですが、ウインドーガラスを全開にしたときに奥行きに余裕がないので、厳しいかもしれません。
 
もう一つ試してみたのが、これ。スピーカー自体に吸音のためのクッションを貼ってみました。デッドニングをやる前にやってみたのですが、これまた効果無し。まあ、こんなんで効果あるなら、メーカーが最初からやってますよね。
上の画像と同じに見えるかもしれませんが、実験的に厚手のアルミテープだけ貼ってみた状態です。全く効果ありませんでした。音が透過してしまうようです。
吸音材として使用したのがこのクッションシート。ホームセンターで90センチ幅ロールの切り売りで購入。10センチ78円を50センチ分買ったところこれがドンピシャリ。ほとんど余りませんでした。でも安いので念のため60〜70センチくらい買った方がいいかもしれません。
あまり厚手のものを使うと、音質向上にはいいでしょうが、大量に水を吸うおそれもあります。錆びやにおいの原因になるかもしれません。やはり専用のシートを使った方がお勧めですね。
クッションシートをサービスホールの大きさにハサミで切って、アルミテープで留めていきます。専用品なら一体になってますから、切って貼るだけですね。
外した内張の裏側です。結構空きスペースがあるので、ここに吸音シートを詰めてもいいかもしれません。