ジャッキスタンド(馬)
プッチンプリン見取図
写真は、左前輪後方から撮影したもの
受皿の部分にゴムが貼ってあるものの方が、車体側にキズが付きにくくて良いです
←右前輪
使用工具 油圧ジャッキ(リフト量できれば40センチ以上)、馬(ジャッキスタンド)
いじくり時間 10分(フロント、上げのみ)
難易度 C
 
 156は、フロントにアンダーカバーがあるため、たいていの日本車にあるフロントメンバー中央下付近のジャッキポイントがありません。したがって、面倒ですが、左右ごとにジャッキアップした上で馬をかませていく方法をとります。
 まず、基本的なことで恐縮ですが、ジャッキアップする前にはサイドブレーキがきちんとかかっているか念のため確認してください。また上げてからハンドル操作をするときのため、運転席側サイドガラスは下ろしておきます。なぜかというと、ジャッキアップすると多少ボディが歪むため、ドアの開閉ができなくなる可能性があるからです。
 ジャッキを当てる箇所は、前輪内側やや後方にある、グリコプッチンプリンくらいの大きさの突起物です。(左下の写真参照)この突起物は直径が約6センチありますので、ジャッキの当て部(皿)がカップ形状をしている場合、これが小さいとはまらない可能性があります。この点もジャッキ選びの際には注意してください。ジャッキアップ後は、取説に載っているサイドシルの正規ジャッキポイントに馬を当て、静かにジャッキを下ろします。なお、突起物にはフロア保護のための白いウレタン(?)塗装がしてありますが、何度かジャッキアップを繰り返すと剥がれてきます。サビ等が気になる方は、カー用品店でフロア面保護塗装のスプレー缶が売ってますので利用するといいでしょう。
 最後にこれまた基本常識ですが、油圧ジャッキのみ掛けた状態では絶対に! フロア下に潜らないでください。エンツォ・フェラーリと対面することになります。