弐代目 アルファ156 アルファロメオのメンテナンスなどなど弐代目Alfa156は、つちのこが作成しています
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1998y V6-6MT

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エンジンマウント交換 (2004/6)
無謀にも一人で交換してみました。
ちなみに、遮熱板交換はこのマウント交換のついでに行っただけだったりします。(;´Д`)

156のエンジンマウントは、ど真ん中ちょっと後方めに1つ、前端の左右端に1つずつ、後はエンジン上の右側後方にトルクロッドがついてます。
トルクロッドは1年前の車検時に破れてたので既に交換済み。

下側のマウントは、エンジンの重心を考えても後部側の1コにほとんどの重さがかかる構造になっている。
また、こんな感じで下側からゴムが見えるのだが、ご覧のようにヒビだらけである。明らかに劣化しすぎである。

ということで、試しにこのマウント1コだけ交換してみよう。

で、買ってきた。
ちなみに、新品パーツは大抵RACに発注してます。パーツリストを印刷して、ペンで赤丸付けて持参の上「これください」である。納期はだいたい1週間程度。

新品だけあって、ゴムが非常に柔らかい。手で上下を持ってねじると、適度な堅さを保ちつつぐにぐにと曲がる。裏側の構造も変わったようで、これなら力が加わっても剛性は保てるだろう、きっと。
イタ車のゴム部品の品質も、いい加減良くなってきたようだ。

但し、2枚目の写真のように、ゴムの端はバリだらけである。品質は良くなったものの、加工精度はこれまで通りのようだ。(;´Д`)
いやな感じなので、装着前にカッターでバリは全部取っておきました。

エンジンマウントとマウントステー。
マウントステーにフロントパイプの固定具が取付けられる構造なので、どうしてもフロントパイプは取り外さないといけない。

エンジンとマウントステーががっちりと固定され、マウントステーのもう片端のところにエンジンマウントが取付けられている。マウント自体はロアメンバーに軽くボルト止めされているだけである。

という構造なので、エンジン側のボルトはめっちゃくちゃ固く締め付けられている。おまけにボルトの頭は24mmという巨大サイズだ。
一度交換しようとした時に、こんなでかいサイズのソケットは持ってないので泣く泣く作業中止していたりする。このときにサイズが何mmか判らなかったので、23と24mmのソケットを買ってきた。23mmだけ買ってたらまた中止するところだ。

さて構造は把握できたが、エンジンマウントを外せば当然ながらエンジンが下に落ちてしまう。
色々と補器類が接続されているので落下はしないものの、それらに負荷がかかるのでどうにかして下から押さえてあげないといけない。

あちこちを観察した結果、正攻法でマウントステーの取付けられているミッションブロックの端のところを押さえることにした。
できるだけ広い面で支えるため、フロアジャッキ用のゴム台座と、その辺にあったゴム板をかましてジャッキで上げる。
上げるといっても支えられていれば十分なので、感覚的に1cm程度持ち上げるぐらいにして固定した。

これで準備万端。

メンテCDによると、取り外し手順は、

・ステーのエンジン側を外す。
・ステーごとエンジンマウントを外す。
・ステーからマウントを外し、新品を付ける。
・ステーとエンジン側を仮止めし、その後マウント側も仮止め。
・全部きっちり締めつける。

といった流れである。

で、エンジン側のボルト(24mmのやつ)を外そうとしたのだが、固すぎて外れない(;´Д`)、流石24mmだ。
足でブレーカーバーを押してもビクともしない。押しすぎて足がつった。クルマの下で、のたうちまわる。最低である。(;´Д`)

・・・ふと見ると、隣にジャッキがある。
今更気が付くのも何だが、これをひとまず外し、ブレーカーバーに引っかけて押し上げてみる。
すると反り返りながらもジワジワとボルトを回してくれました。∩(・ω・)∩
道具は使い用である。

一度緩めれば、締め付けは簡単なので省略。

といった感じで、なんとか取り外すことができた。
旧品と新品を比べてみたが、そもそも形状が全然違うようだ。ちなみに部品型番は全く同じである。自動車部品ではよくあることだ。

全然違うものといっても、やはり旧品は縦方向に縮んでいる。1cmくらい低いかな。
ゴムも硬くなっていて、ねじるのも一苦労である。

旧品の表側にも、おもいっきりヒビが入っていた。
首の部分がつぶれていて、裏側に押し込まれている。重さ配分ちゃんと考えてんのかな、これ。

■ 交換後の感想

むっちゃくちゃ良くなりました。∩(・ω・)∩
これは大ヒットです。∩(・ω・)∩

・エンジンからの振動が減少した
・アクセルオン/オフ時のしゃくり減少
・シフトの入りが劇的に良くなった
・フロント側乗り心地向上
・車高が1cmほど上昇w

シフトの入りは、これまで色々やった何よりも効果ありました。もうスカスカ入ります。感動します。

やはりこのマウントは寿命を超えていたようで、ありとあらゆる振動が軒並み減少しました。
アイドル時の微振動や、アクセル操作に対するしゃくりは思いっきり弱まりました。よほどこれまでは酷かったようです。
また、これまでは走行時の振動によって、どうやらエンジンまで振動していたようで乗り心地がかなり良くなりました。

ちなみについ最近気が付いたのですが、フロント側の車高がちと上がったようです。乗っててなんとなく前上がりになって、見づらくなったので気がつきました。これも今までが下がりすぎだったんだな、きっと。

年式古い方、ヘンなもん付けたりする前にとっととマウント交換してください。これはイイです。むっちゃくちゃ変化しますよ。

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