■ 塗装について
欧州車の考え方として、「どうせ使えば傷がつくんだから」という発想なので塗装の質にはあまりこだわっていません。しかし、世界的にみて塗装に対して超非常識的に神経質な日本人にはこの発想は当てはまらないので、仕方なく陸揚げした日本国内のPDIセンターで磨き上げる、という作業をしています。
ベンツやポルシェ等の高級車は念入りに、100人見て99人が判らない、あとの1人も「なんとなく傷かも」と思う程度の傷も病的なまでにキレイに磨き上げます。しかし、ビートル程度のクルマでは適当に洗車して以上、という感じです。
FIATがどちらに該当するか知りませんが、これまでの経験上後者に該当するのでは(;´Д`)と思われます。ということで、柚肌・小キズはあたり前と考えて良いかも。
このままで良い人は幸せです、後は読まなくていいです。
ですが、大抵の場合新車でキズがついていると日本人は納得しないので、ディーラーがあらかじめ「ポリマーかけませんか?」と聞いてくると思います。
ここでいう「ポリマー処理」の価値は、下地処理の出来が9割握っています。正直、ポリマーかけるだけならホームセンターで買ってきて自分でもできます。しかし、下地処理は技術と道具と適切な施工環境がないと話にならないので、こればかりはシロートには無理です。
自動波や超自動後退のポリマーは「かけるだけ」なので、スタンドで手洗い洗車してもらうのと同レベル、手間が省けるだけです。
まずはきっちりしたプロの磨き屋にて下地処理してもらうことが第一。その後は出来るだけ洗車しないことを心がけてください。塗装を痛める一番の原因は洗車です。毎週洗ってる人は全くの逆効果。
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