弐代目 アルファ156 アルファロメオのメンテナンスなどなど弐代目Alfa156は、つちのこが作成しています
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1998y V6-6MT

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オイルキャッチタンク(Vapor Separator)清掃(2003/11)
えっ、オイルキャッチタンクなんていつ装着したんだ?という声が聞こえてきそうだが、V6では標準装着されてます。
とは言っても、世の中で言うところのオイルキャッチタンクとは少々役割が違う。これがまた奇妙な存在なのだ。

まずブツから確認しよう。
正式名称は「Vapor Separator」。V6エンジン上のエアチャンバーにくっついている黒い筒がそれだ。一体これは何なのか。

メンテナンスCDから図を拝借。

役割は名前の通りである。気化したオイルだのガソリンだの有害物質だの色々諸々が混じった空気(ブローバイ)を図中の2から取り込み、この中で不純物は液化させて3へ、残りの空気は4へ。
仕事としてはオイルキャッチタンクと同様だ。しかし、エンジン全体で見れば極めて中途半端なのだ。

もう一度上の図を見て欲しい。・・・左バンクとしか繋がっていないのだ。右バンクは?そう、何も繋がっていない。
よって、右バンク内で発生した色々諸々は何処へも排出されることなくエンジン内で再び液体・固体に戻り、あちこちにこびりついて「汚れ」となる。

さらに別の謎がある。

左バンク側にはもうひとつ、別の排気口があるのだ。このスロットルバルブ下のものがそれ。ここから出た色々諸々のブローバイはエアインテークパイプへと導入されて、スロットルバルブから再び吸入される。
・・・何してんのこれ?(;´Д`)

と、同じ疑問を持った人間が、アルファロメオ開発部隊にもいたらしい。後期型(EURO3)からは、ここから出ているパイプは2分岐されている。
一つは今まで通りエアインテークへ。もう一つは、オイルキャッチタンク入り口側へ。

これで左バンク側の疑問は解消された。結局汚れた空気が排出されるのね。(;´Д`)

しかし、右バンク側からのブローバイの行き場はやっぱり無い。と、同じ疑問を持った人間が、アルファロメオ開発部隊にもいたらしい。Σ(´Д`ズガーン
一回で済ませよ・・

GTA用の3.2LV6や、後期型V6では、右バンクからもホースが伸びているのだ!。行き先は・・スロットルバルブ後方。・・・また汚れるんじゃないのこれ?(;´Д`)

あ、これ掃除ネタだったんだ。(;´Д`)

えーと、まず外してください。ホースは3本付いてるのでこれも外す。上の2本はエンジン側から外さないとホースが曲がらないので抜けません。下側の1本はキャッチタンク側だけ外せばよし。

で、下側のホースを外すと、大抵汚いオイルが「だら〜」と垂れてきます。この辺がキャッチタンクじゃない所以なんでしょう。液化して、溜まったらそのまま垂れ流し。まあ空気中にそのまま放出しないだけいいんだけど、やっぱり何がしたいのか謎だ。

取り外したら家に持って帰って・・・磨いても面白くないです。逆さまにしてペーパータオル等に溜まっている古い汚れたオイルを排出しましょう。
私の場合、いつまでもオイルが垂れてくるのを待つのも飽きたので、キャブクリーナー注入>排出、を繰り返しました。Σ(´Д`ズガーン
中身どうなってるか知らないんだけど、大丈夫かな・・?
まあ、いいや。(;´Д`)

効果:

こんなもんで何かが体感できるわけないでしょ。以上。
先日また取り外したけど、その時は溜まったオイルは出てきませんでした。

・・・もしかして、5年半誰も掃除してなかったのか!Σ(´Д`ズガーン

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