売却方法は別に考えるとして、どのクルマにするか決めないといけません。これがまた難題です。

強いてあげると、「セレが不満なのでＶ６にしたい」「家族も乗るのでＡＴのＱsystemに」「やっぱＧＴＡ乗りたい」「次はＧＴＶにしてみるか」などという意見ばかりです。これは大いに憂慮すべき状況です。

本来であれば、後継の１５９に注目が集まって然るべきですが、「でかい」「重い」「中身はオペル・ベクトラ」というイメージの元、全く売れていません。ブレラも似たような感じです。
ていうか、あれ買うんなら普通はＢＭＷ買うだろ・・。大丈夫かアルファロメオディーラー。
（なお、現在一番の売れ線は１４７だそうです・・）

他メーカーのクルマに目を向けても、１５６っぽいクルマはもうありません。
あのサイズ・あの乗り味で４ドアセダンと言うと、マツダ・アテンザぐらいです。
トヨタ日産は論外ですが、最近ではシビックＲが出てきてちょっと選択が広がりました。
ドイツ車の、３やＣやＡ４は１回り以上大きくなり、クラスが違います。ジェッタはちょっとキャラが違いますね。

フォード・ボルボは凋落激しいですねぇ。それにしても、アメリカ３大メーカーはどうなっちゃうんでしょう、日本車は言うまでもなく、ヒュンダイにすら市場を食われてますね。

これでは仕方が無いので、Ｂ・Ｃセグメントのハッチバックを選択肢に含めます。今だとむしろハッチバックの方が良いクルマそろってますね。

ゴルフ・ポロ・Ａ３があります。２０７や３０７、Ｃ３・Ｃ４。メガーヌ、クリオも入るかな。
イタリアならグランデプントとかブラーボとか１４７とか。ＢＭＷの１も選択に入れましょう。
メルセデスは相変わらずダメダメですね・・。ＡもＢもやっつけな感じです。欧州メーカーで一番落ちてる感じがします、これもクライスラー効果なんでしょうか。

うーん、カネ出してまで欲しいクルマがやっぱり無いなぁ、と。（;´Д｀）
そんなにカネ出すんなら、フィットやカローラの方が効率いいなぁ、と。（;´Д｀）
改めて考えると１５６ってのは突然変異のようなクルマでしたね。
見た目第一優先で作られ、パッケージを犠牲にしても売れる車に仕上げられたクルマ。サイズは拡大してもむりやり軽量化し、足回りは職人セッティングで乗り味だけは最高です。エンジンは旧型もいいところですが、枯れた技術を生かして味付けで誤魔化してます。
そりゃ、後にも先にも続きませんな。１５６のコピーである１４７・ＧＴが最後の血統です。

流石にまた同じ様なクルマに乗るのもアホらしいですし、いい機会なので別の世界に飛び込みたいのですが・・
ちょうど良い世界がありません。さて困りました。

クルマの価格は、購入価格だけではありません。
日々のメンテナンス代、燃料代などのランニングコスト、そして最終的に売却した時の価格も加味されます。
これらをまとめて考慮し、カネのかからないクルマを選ぼうという訳です。

また、もう一つの基準として、「クルマとして優れたクルマ」を考えます。
クルマの基準、すなわち走る・曲がる・止まる、です。
他に、ドライバーの操作に対して思い通りに動くか、パッケージが優れているか、燃費良く環境性能も出力も良く、品質の良いクルマ。
自分が好きかどうかは、その次に考えることにします。

３年後残価は驚異の60%越え、状態が良ければ70%も無い話ではありません。車両本体価格もそんなに高くありません。
低重心・ロングホイールベース・ワイドトレッド、そしてオーバーハングも短い。

ガラスは直立し室内スペースも広く、運転席位置も破綻していません。
エンジンは新設計で燃費良く出力も向上。
そしてメーカーは、ここ数年で最も販売台数を伸ばしている成長著しいところ。

と言う経緯で、選んだのはＲ５６型のミニ。
しかもクーパーＳです。