偏摩耗したパッドを復元して再発予防してみたっ!!
05/04/03
初めて走ったヒーローしのいサーキットで、フロントパッドの一番負荷が大きく且つ熱が溜まりやすい中央外周側が膨張して、ローターのスリットによって削られてしまったようです。ものすご〜く効きもタッチも悪くなってしまい、表面とカドにちょこっとヤスリがけしたくらいでは全く改善できませんでした。
さあてどうしますか。買い換えるにはまだまだ早すぎます。
とにかく、パッドの表面を平滑にするため紙ヤスリでひたすら削りました。画像の空研ぎペーパーは番手150番ですが、削っても削っても進まないので自転車で工具屋に行って80番買ってきました。さすがに80番だと、ぐゎしぐゎしあっと言う間に削れます。
パッド自体はもろいのでガンガン削り粉出ます。最終的に削った厚さは0,2〜0,3ミリくらいでしょうか。通常の走行距離に換算すると2000〜3000キロくらいだと思いますが、3分くらいで削ってしまうとすご〜くもったいない気持ちでいっぱいになります。
エコロジーに目をつむってゴシゴシすると、このように凹面が小さくなっていきます。仕上げにカド落としをしてから1000番のペーパーで表面を仕上げます。
ここからが本題です。元に戻した後は、再発防止も図らなくてはなりません。
前のタイプZCパッドでも鳴き対策でやりましたが、またしてもスリット入れをやることにしました。スリットが入ってるパッドは数多いですが、その理由がわかった気がします。一番熱が溜まりやすい部分の冷却性がぐーんと上がりますし、熱膨張も横方向に広がることでリスク軽減できますよね。
ということで、鼻くそが真っ黒になりましたが、グラインダーでギャ〜と近所迷惑な音をまき散らしながらスリットを入れました。
さて、組み込んで走ってみました。効きとタッチに関してはカンペキです。元のオンオフスイッチのような強力な効きと圧倒的な剛性感が復活しました。やはり、パッドとローターはべったりと密着してないといけません。
耐熱性については、次回サーキット走行後に報告します。それまでお待ちを。
 
結果はこちらを(2005年4月24日更新)