05/04/30UP
ヒーローしのいサーキットのオフィシャルサイトはこちらをご覧ください。

今回は、プジョー306のK`sp飯塚師匠、アルファ147 2,0TS 5MTのmitsuさんとのお二人が一緒に走ってくれました。天気は快晴、気温は10〜18度くらい、湿度低めとコンディションは上々。前回(3月20日)走行では、ブレーキのダメージが大きかったので、フロントパッドにスリット加工、リアローターをドリルドに換装しての再挑戦です。また、走り方もなるべくブレーキに負担をかけないように、コース取りの勉強もしてきました。

なお、今回、カメラのバッテリーを忘れてしまい、自分では1枚も写真を撮れませんでした。掲載画像はK`sp飯塚師匠と応援に来てくれたものいさんによるものです。お二方、素晴らしい写真をありがとうございました!

 

今回、走行前にタイヤの空気圧調整をしていて、ちょっと面白い現象に気付きました。なぜかタイヤの空気圧が左右で0,2くらい違うので、不思議に思ってタイヤを触ってみたら納得。日向側は低い太陽の直射を浴び、暖かいを通り越して熱いくらいなのに、日陰側はひんやりと冷たいのです。左右では40℃くらい温度差があったはずで、空気圧が違って当然だったのです。晴れた日に空気圧を調整する際は気を付けたい点ですね。
手前からK`sp飯塚師匠の306、mitsuさんの147、ユーノス号です。

さて、2回目ということもあり、前回よりはるかに冷静に走ることができました。とは言っても2〜3回はリアがズルッとなって、冷や汗かきましたが‥。攻めるのと無茶するのとは違いますよね。サーキットとはいえ、状況によっては大怪我する可能性だってあります。たかがタイムのため命まで張ることはありません。

「走る前に準備運動を必ずしましょう」以前にレーシングドライバーの山野哲也さんから教わったことです。本当に大切なことです。
さすがお師匠の写真はセンスいいです。

このアングルの156ってカッコイイ! ものいさん重ね重ね素晴らしい写真をありがとう。

ここは下ってくる第1シケインの出口なのですが、リア外輪にこれほど荷重かかっているとは知りませんでした。あれほどサイドウォール固いRT215が半分くらい潰れてます! リアの車高調はスプリングシート高さであと2センチ弱下げられますが、そこまで下げたらマフラーか何か擦りそうです。カーツはバネレート低いし‥‥。

しのいは3カ所にシケインがあり、ここでは多少なり縁石を踏んで、直線的にコース取りしないと速く走れません。縁石はそれほど高さがあるわけではないのですが、何しろ100km/h以上の速度で踏むのですから、車体や足回りに与える影響は小さくありません。ユーノス号は2回しか走ってませんが、最近ドア回りからのきしみ音や異音が大きくなった気がします。また17インチ軽量ホイールを履いてるクルマで、走行後ホイールにクラックが入ったとの話しもあります。アライメントも少なからず狂うでしょうし、私がこれまで走ったサーキットの中ではクルマダメージ度1番のコースと思われます。慣れてきたら、縁石踏みはクリアラップ取れたときだけにした方がいいかもしれませんね。

 

最終シケインです。急坂を下りながら3速に入れ、ちょこんとブレーキを踏んで突入します。ここにノーブレーキで突っ込む勇気は私にはありません。絶対できません。
お師匠が高速シャッターで連写してくれました。とても参考になります。ウチの新しいデジカメも連写機能があるので、いずれ恩返ししたいです。
このときの縁石の踏み方は甘いです。あとタイヤ幅で2本分多く踏んでいいかなと。
ショートコースにしては、しのいのアップダウンはすごく激しいです。
 
写真は第1シケイン途中かと思いますが、特に後輪のインリフトが大きいような気がします。アラゴスタ車高調だとこんなに伸びないのでは?

3本目を走り終わって、フロント右側(しのいは左回り)タイヤ外側がほぼ全周にわたって、このようにささくれだってしまいました。このタイヤ(ファルケンRT215)ではこれまで2回サーキットを走りました(もてぎとしのい)が、ブロック飛んだのは今回が初めてです。思うに、ブレーキをかばうあまり、ブレーキングがコーナーの途中まで残ってしまい、フロント外側タイヤに過大な負担を与えてしまったようです。前回はコーナー手前の直線部でドカンと踏んでいたため、ブレーキの負担は大きかったものの、タイヤ接地面の一部にだけ無理な力がかかることはなかったわけです。あちらを立てるとこちらが立たず、ブレーキングというのは難しいなあとつくづく思いました。コーナーで一番踏ん張ってくれる部分がボロボロのため、4本目のアタックは軽く流してホンダR軍団に抜きまくられました。新品タイヤでなくて良かったあ。

対策したブレーキですが、リアはドリルドローターの効果あってエアの発生量は前回に比べると3分の1以下でした。お師匠によると、サーキットではリアは効かせないセッティングの方が良いとのこと。確かに、効かない→熱を発生しない、ということになりますよね。

一方スリット切ったフロントはと言うと、詳細は→こちら←をご覧いただくとして、結果として逆効果になってしまいました。走行会終了後、エアの発生量は前回より格段に少なかったのに、効きの低下ははるかにひどい状態。踏んでもツーっと滑っていくような状態です。原理はわかりませんが、スリットでパッドの放熱性は上がらなかったようです。逆に、中央に1つだけだった凹面はスリットを挟んで2つになってしまい、合わせた表面積では1つのときより大幅に広くなってしまったのでした。さらに、ローターの外側部分が他より深く削れてしまっており、パッドを平滑にしてもここだけ接触しません。あー、やっぱりサーキット走るなら熱に強いパッドでないとダメです。絶対。