弐代目 アルファ156 アルファロメオのメンテナンスなどなど弐代目Alfa156は、つちのこが作成しています
■弐代目 Alfa156
1998y V6-6MT

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2000y TS-Sele

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その7.倦怠期、そして・・・
リコール対策後は、特に不具合もなく元気に走る日々が続いた。

人間はなんと贅沢なことか。
乗っているうちに、どうしても良い点には慣れてしまい、悪い点が目立つ様になってくる。だんだんとエンジン性能とギア比の組み合わせから生じる欠点が気になってきた。

その5.にも記述したが、ツインスパークエンジンは高回転型であり、低回転域でのトルクに欠ける。これに加え、体感上2速と3速のギア比が離れているように感じる。さらにSelespeedの特性である2速->1速のシフトダウンの遅さも加わり、低回転域を保つと、とても走りづらかった。

気持ち良く走るためには高回転を保ちつつ、3〜5速を中心にして走行できるところを走らないといけない。東京近郊でこんな条件が当てはまるのは深夜の道路ぐらいだ。でなければ、遠出をするときの高速道路と地方の山道か。

いずれにしても都心では、慢性化した渋滞と、大量の信号器のおかげで、一般の目的に使うにはどうしてもストレスが溜まる。

時が経つにつれ、次第に走りやすい道ばかりを走るようになっていった。

面白いもので、走りやすい道を走行しているときは全く欠点が出てこない。
山道などで高速カーブなどを走行するときは、156の足回りの特性から、どこまでも曲がっていくような錯覚を運転手に感じさせる。Selespeedが正確にシフトダウンを行い、運転手はその後の加速のことを意識していれば良い。

都心での使い勝手の悪さなど吹き飛んでしまう。やはりイタリア北部ような、渋滞もなく、信号も少なく、走りやすい山道に合わせて作られているのだろうか。(ミラノやトリノのような都会は東京と似たような環境ですが・・)

このころから、Selespeed以外のクルマのことが気になりだしていた。と言っても156以外のクルマではない。

V6のMT。

Seleを乗るに従い、MTの感覚でクルマを走らせることに慣れてきている。当初2ペダルを選択した最大の理由、膝の怪我も時間が経ち問題ではなくなっていた。

また、単純な理由としての「V6エンジンも走らせてみたい」という気持ちもあった。当時GMがFIATに資本参加して「V6エンジンはもう無くなるのか?」という懸念が広まっていたのも原因の一つになるだろう。

とにかく、理由はどうあれ、今現在乗っているクルマに「飽きている」という意識が強まっていたのだろう。

そして、購入から2年と半年。

致命的な事故により、壱代目はもう走ることのできない、クルマでは無いものに変わってしまった。

(事の顛末は「156の安全性」へ・・)

(一応、この項終了・・)
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