156には大きく分けて、2種類の外装が存在します。
そのうちの前期型には、エンジン型式と内装の違いから、さらに2種類に分類されます。
1998年に発表されたデザインは、ワルター・デ・シルヴァ氏のデザインによるものです。その後長年に渡って、この発表時の外見のまま大きな変更は成されませんでした。
2002年9月頃、欧州内で定められた新しい排気ガス規制(EURO3規制)に適合させるため、これまで搭載されていたエンジンを変更したモデルに移行しました。
この変更により、ツインスパークエンジンはガソリン直噴のJTSエンジンへ、V6エンジンは排気管に計4つの触媒が装着されたものへと変更されています。
この時、前後して147・156GTAが発表されており、それに合わせて内装も大きく変更されています。
その後、2003年9月頃、ジウジアーロがデザインしたコンセプトモデルの「ブレラ」に似せられた外装へとマイナーチェンジされました。いわゆるジウジアーロモデルです。
このモデルはEURO3規制モデルと中身はほぼ同一であり、外装のみが変化されたものとされています。
これは2005年中ごろまで製造され、それ以降は159へ移行させるために流通在庫のみの販売となっています。
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