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タイヤ&ホイール交換 (2005/11)
あちこちでボヤいていたのだが、今年の頭に装着した新品タイヤの「ディレッツァ」にどうにも不満を感じておりました。。
一番気になっていたのが、路面の細かい凹凸の吸収が弱く、乗り心地がイマイチなことである。タイヤの空気圧調整でいろいろ試行錯誤していたのだが、どうにも直らない。しまいにサスペンションを純正に戻してみたが、それでも大勢は変わらない。どういうこっちゃ。(;´Д`)

ということで、もうタイヤとホイールしか交換するところがありません。またタイヤ買わないといけないのかなぁ、と悩んでいる時。おなじみのヤフオクで出物を発見してしまった。
それが今回交換したホイールである。
このホイールこそ、1台目を購入して以来ずっと探していた、超レア物ホイールなのだ。

で、こいつが落札したブツで、Sタイヤとホイールのセットである。
ホイールは、「アウトストラーダ」というブランドの「スプレッドカップ」。代理店の阿部商会ではもうカタログ落ちしてます。
このホイール、いくつかバリエーションがあります。大きく分けて17と16インチ、16インチには4穴と5穴の2種類があります。この写真のホイールは、あっしが捜し求めていた16インチ5穴のものです。

このホイールを探し出したのはもうかれこれ5年以上前、156を買う前準備としていろいろ調べていた頃までさかのぼります。当時からこれに興味を持っていて、クルマを購入した2000年の秋口にスタッドレスタイヤと一緒に買おうとしてました。

ですが・・・この時点でもう欠品でした。(;´Д`)

17インチ5穴と、16インチ4穴なら残ってましたが、これでは意味がありません。
新しく買ったホイールに夏タイヤを装着し、純正セレホイールにスタッドレスを装着する計画だったので、どうしても16インチ5穴が必要でありました。(結局このときは、Speedlineのクロノを買いました)

で、この時に買いそびれて以降、もうどこに行っても16インチ5穴はありません。
いつまで待っても追加販売される気配がありません。どうも最初の1ロットだけ作って、それ以降は全く作られて無い雰囲気です。買おうにも買えません。ぬう。

で、時が経つこと5年。とうとうこのホイールが目の前に来た、という訳であります。

なんでこのホイールにこだわってたか。
デザインが好みなこともそうですが、一番の理由は、16インチの鍛造ホイールである、ということです。

当たり前ですが、構造や素材が一緒であれば、17インチより16インチの方が軽く作れます。タイヤも乗り心地重視で考えているので、横幅を広める必要がありません。16インチであれば、タイヤも軽く作れます。いいことずくめです。
そして、このホイールは軽い上に、むちゃくちゃ硬いんです。流石鍛造。

ホイールに対して最も求められる性能は、精度と硬度です。重さはその次です。軽いけどすぐ歪むようなホイールは何の役にも立ちません。
ホイールの精度が良いと安定して回転します。硬度が高いと、ホイールに加わる衝撃によって変形しづらくなります。この2点に優れたホイールは、地面とより接触するようになって走行安定性が増します。重要です。

で、このホイールは頑丈かつ軽量に仕上がってます。個人的には、156向けホイールの中で最高クラスのホイールと思ってます。特に走行時に負荷の大きいサーキットレースにぴったりなんですが・・無いんだから買えませんな。

ちなみに、画像のホイールにはおもいっきりガリ傷がついてますが、ちょっと目を離したスキに、某工場の社長に磨かれてしまいました。(;´Д`)
「いやーこれ硬いねー、研磨パッド3倍使ったよー」って、確かに有り難いのですが、恐縮しまくりです。(;´Д`)

で、交換後の見た目。
何でこのホイール作んないのか疑問に思ってたんですが、装着したら謎が解けました。

このホイール、タイヤよりも細めに出来てるので、タイヤが張り出して見えます。なので、ホイールよりもタイヤの方が目立って見えてしまいます。

有体に言えば、ちょっと見た目のバランスが悪いです、コレ。(;´Д`)
昨今のホイール交換における一番の目的は「ドレスアップ」、要するに見た目重視である。なので、このホイールは市場ニーズに反した商品となってしまったのだろう。きっと17インチだとぴったりなんでしょうねぇ。

念のため、あたしゃこれでも全く問題無いのですが。むしろ好ましい感じです。

なお、タイヤは乗り心地と心理的安心度と価格を重視して選び、ミシュランのパイロット・プライマシーを選びました。こいつは、前モデルの「ヴィラージュ」の頃から、スポーツ系なのに乗り心地が良い、という定評があったので安心して選びました。イイです、これ。
ちなみに、Sタイヤは叩き売って、タイヤ代の足しにしました。ありがとうございます。

このホイール、デザインの都合上、純正キャリパーでもギリギリです。
理論上では、重心がより中心に来た方が良いのですが、はてさてどの程度の効果が生じるのかは判りませんでした。(;´Д`)

前に装着してたGTAレプリカは非常に重いホイールでしたが、こいつは軽いです。
ホイール単体で5.7kg、タイヤが9.5kg。合わせて16.2kgであります。17インチホイールでは軽いものでも6kg台なので、劇的な軽さです。

いろいろ調べたのですが、「ばね下重量の軽量化は、ばね上の××倍に相当する」ってよく言うじゃないですか。アレ、すごくいい加減です。信用しないように。(;´Д`)
ばね下重量の削減に伴う効果と、ばね上重量削減の効果では、特性が異なります。確かに似たような変化ですが、特性としては別のものです。なので、3kg減はあくまでも「3kg減」です。
(引用可能な特性グラフが発見できませんでした・・)

余談ですが、どうも「1輪あたりのばね下重量」と「1輪あたりのばね上重量」の比が、この××倍の起源らしいです。ホントかよ。

それはさておき。
で、軽くなるとどうなるか。

ばね下重量が減ると、路面の変化に対する追従性が良くなります。そして、ばねに対する負荷が減るので、伸び縮みがすばやく収まります。この結果として、乗り心地が良くなります。
さらに接地性も良くなるので、加減速・左右の動きも良くなります。いいことづくめです。

念のため、今回はタイヤも同時に交換したので、こちらの効果も多分にあります。乗ってる本人からすれば何の効果かは判断つけようがありませんね・・

余談:
ディレッツァ、誰か要りませんか?

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