弐代目 アルファ156 アルファロメオのメンテナンスなどなど弐代目Alfa156は、つちのこが作成しています
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ブレーキのエア抜きしてみる(2004/5)
ここ最近パッドを交換して、ローター交換したのだが、なんとなく踏み始めが「ふにゃっ」となってしまった。

パッドのせいなのか、気のせいなのかもしれないが、念のためブレーキのエア抜きなんてものをしてみよう。

所謂フツーのエア抜き作業とは、2人がかりで行い、一人はブレーキペダルを踏み、もう一人はブリーダープラグを操作し・・・と面倒この上ないものを想像してしまう。

が、とある道具を用意するだけで、一人で簡単に出来てしまうのである。
この道具は、Webを検索すると結構あちこちで見かけるものなのだが・・・逆流防止弁である。工具専門店であれば大抵置いてあるはずだ。店によっては、ブレーキフルード交換用具としてすぐ使える用に作ってあるところもある。「ワンマンブリーダー」というのがそれだ。

しかし、このワンマンブリーダー、結構高いのだ。
で、本題。これを自作してしまおう、というのが密かに広まっている。しかも、めちゃめちゃ安価だ。さてどうやって作るのか・・・

じゃじゃーん。

観賞魚の水槽用だ。Σ(´Д`ズガーン

近所のホームセンターで、それぞれ200円くらいで購入。安すぎ。(;´Д`)

言うまでもないが、これらの部品は観賞魚の水槽用である。

間違ってもブレーキフルード交換用ではない。

本来の目的以外に使用した場合、販売元・製造元はもとより、当然私も責任を負えない。何が起こっても自分自身で解決するようにしてください。

お約束の言葉、以上。
聞くところによると、こうまで書いてあっても文句を言ってくる謎の思考回路の持ち主がいるみたいです。困ったもんです。

追記:2004/05/31

やっぱ水槽用です。1週間後ぐらいに使用後の弁を見たら、がっつりヒビが入ってました。Σ(´Д`ズガーン

さすが攻撃性の強いブレーキフルード、何度も使えるもんじゃありません。使い始めたその日ならば問題ないみたいですが、その後の再利用は難しいと思います。

で、組み立てて装着しました。

当然ながら、弁の向きはキャリパーから外へ流れる方向へ取付けてください。
今回チューブは弁の口に差し込んだだけですが、特に漏れたり抜けたりはしないようです。大した圧力がかからないのでこれで大丈夫と思いますが、心配な方はタイラップで締めておくといいかも。

また、排出されたフルード入れとしてペットボトルを付けてあります。チューブが抜けたり、倒れてこぼれたりしないように、蓋に穴をあけてそこにチューブを差し込んであります。空気穴も忘れずに。

ブリーダープラグは矢印の辺りです。一目で判るでしょう。
プラグを緩めるには8mmレンチが必要です(リアは11mm)。ナメると非常にまずい箇所なのでメガネレンチ推奨ですが、きつく締められていないのでスパナ・モンキースパナでも大丈夫かも。

緩める前にきっちりチューブが差し込まれているか、十分に確認してください。また、この時にあらかじめブレーキペダルを何度か踏んでおきます。

いよいよプラグを緩めます。最初に、ほんの少しだけ(1/4回転くらい)緩めてください。あらかじめブレーキを踏んでいれば、じわじわとチューブにフルードが流れてくるはずです。流れて来ない場合は、もう少しだけ(さらに1/4回転くらい)緩めてください。プラグは半回転も緩めれば十分です。

この状態で放置してもエア抜きはできますが、さすがに時間がかかるので、ブレーキペダルを踏んで圧力をかけフルードを強制排出させます。まず一瞬だけ踏んで、どのぐらい排出されるのか確認しつつ抜いていってください。
エア抜きするだけであれば、数回踏んでチューブの中に気泡が出てこなくなったら終了です。

なお今回使ったチューブだと、一箇所終わって抜くと口のところがゆるんでそこから空気が混入してしまいました。その都度口を切って短くして、きっちり差し込まれるようにして使いました。

この要領で、フルード交換も同様に出来ます。あらかじめリザーバータンクの古いフルードを抜いてから新しいフルード入れ、タンク内が空にならないように注意しながらプラグから排出させて下さい。

今回買ってきたブレーキフルードです。
EBCのDOT4のやつです。RACで適当に購入してきました。500mlで1200円。

で、左右フロントのみ作業しました。リアは何もしてません。

結局ほとんどエアは出てきませんでした。直径1mmくらいの小さいのが数ヶ出てきたくらいです。

排出したフルードが右側、左はパッド交換時にリザーバタンクから抜いたフルードです。
ちなみに、新品のEBCのフルードの色は左側の色をちょっと薄くしたくらいです。結構色付いてました。

上と下で混ざって同じ色なのかと思ってたんですが、意外と違うようです。実際に見ると「ちょっと濃いかな」ぐらいに見えますが、かなり濁ってます。

■ 交換後の感想

踏んだ時の効き始めが、若干手前側に来た感じです。本格的に効きだすまでが若干良くなりました。

また、絶対的な制動力や、効き方の立ち上がりには特に変化はありません。(当たり前?)

■ ブレーキ総論

一通りフロントのブレーキ周りを交換し終わったのですが、今回交換した組み合わせだと、パッドとローターが接触し始めてから、本格的に効き出すまでに開きがあります。
また、フルブレーキ時の減衰力は交換前より十分に良くなりました。ただ、ローターがプレーンな為か雨の日のブレーキ一発目が若干効きが弱くなった印象です。しばらく走行した後は、問題なく効きます。

最後に、いろいろ替えたけどやっぱ効き悪いよ!(;´Д`)
良くはなったけど、根本の制動感が変わってないのが原因なんだろうな・・。
マスターシリンダーか、じゃなきゃキャリパーごと交換してしまうか、金かかるなぁ。とりあえずブレーキはこれで終了かな。

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