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インテーク&インテークマニホールド外してみる(2004/2)
■ エアチャンバー&インマニ脱着して清掃からの続きです。

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■ エアチャンバー外してみる
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■ インテーク&インテークマニホールド外してみる(このページ)
■ まとめ

作成次第追加する予定です。

このページでは、インテーク周りについて記述します。

使い回しまくっている全体図から。

V6エンジンの各気筒の番号は、左バンク(奥側)左から、1・2・3、右バンク(手前側)左から、4・5・6と並んでいる。

これに対する6本並んでいるインテークパイプは、左から415263の各気筒へ導かれている。

※※ 注意!注意!注意! ※※

インテーク周りの取りはずしは非常にリスクが伴う作業です。

最も気を付けなければいけないこと、それは気筒内に異物を落とさないこと。落としたら最後、その場で取り出すのはほぼ絶望的でしょう。

ゴミ・ボロ布・ウェス・工具は言うまでもなく、一番落とす可能性が高いと思われるのはボルトとワッシャーです。特にインテークパイプを止めているボルトとワッシャーは、落下させる危険性が多いにあります。
作業スペースが狭くボルト位置も奥まっているため、手で取り出すことはできません。適当なペンチなどでつかむと、手元が狂いやすく非常に危険です。

脱着の時と同様、取付けの時も細心の注意を払って取付け作業を行ってください。難易度としては取付け時の方が大変かと思われます。

対処方は、とにかく慎重に作業を行ってください。
また、ボルトやワッシャーを扱う時は信頼できるピンセットやペンチを用いてください。ホームセンターや100円ショップで販売されている工具では信用度が格段に落ちます。良い工具は非常に高価ですが、実際に使えばその価値は実感できます。

さらに、部品を脱着した後は速やかに落下防止のためにボロ布やウェスを穴や溝に詰めて下さい。万が一(いや、百が一くらいか?)落下させても被害を防ぐことができますので、必ず実施してください。

気筒内に部品を脱落させてしまったら、おとなしくディーラーや専門の整備店に後始末を依頼してください。その際、相当の授業料を支払うことになります。
作業の前に、自分で出来るかどうか改めて考えてください。出来ないと思ったら止め、出来ると思っても細心の注意を払って作業を進めてください。

というわけで、外しました。
作業自体は各パイプが2本のボルトで止まっているので、緩めて外してパイプを取るだけです。何か落っことさない限り。(;´Д`)

緑色のものはガスケットです。5番と6番のところには無いですが、インテークマニホールドにくっついていました。

ガスケットと部品の隙間には、オイルだかガソリンだかがしみこんでいるようで、まあ一言で言えば汚れています。

インテークの中側もスラッジが溜まってます。
前に誰かが開けた形跡がないので、たぶんこのエンジンを開けたのは私が最初なんじゃないでしょうか。

ここからは、各気筒への入り口の汚れ具合を。
写真がいまひとつなのはご容赦願いたい。周りに光る物があると、奥の穴って撮りづらいんですね。(;´Д`)

左下が4番、右上が1番。どっちも結構汚れている。1番の奥は向かって右側の方が汚れていた。バルブのすりあわせがうまくいってないのだろうか。赤く染みているのはガソリンなのかな、オイルはこんな色しないし。「インジェクターから噴射されたガソリンがスラッジに吸収されてしまう」という説明が実感できます。

5番気筒、右バンクの真ん中です。一番汚れてました。デロデロ。

2番気筒、左バンクの真ん中。一番綺麗でした。ほぼ掃除しなくても良いくらい。実際掃除は一回り拭いておしまい。

6番気筒。右バンクでは一番綺麗。とは言っても2番とは比べ物にならない。やっぱりブローバイが排出されない右バンクは、左より汚れやすいようだ。

3番。6番以上、1番以下といった汚れ。

総じて、左バンクより右バンクの方が汚れている。これは前出の通り、ブローバイが排出されないせいだろう。しかし、各バンク内で言えば、位置によって汚れやすい、ということは無いようだ。各気筒の部品や加工精度によって汚れやすさが異なるのだろう。

掃除は、キャブクリーナーを吹いて、ウェス(ペーパータオル)でふき取る、を繰り返す。吹くだけじゃスラッジが液化してもまたすぐ元に戻るので、ふき取らないといつまで経っても綺麗にならないです。

また、前にREDLINEのインジェクタークリーナー(ガソリンに混ぜるやつ)を入れたのだが、何かしらの効果があったようには見えない。多少は綺麗になったのかもしれないが、焼け石に水、のようだ。こうやって直接掃除した方が全然効果あります。

ついでなので、もう一つ下のブロック(名称不明)も外してみました。
こちらもボルト・ワッシャーの脱落注意です。作業中は必ず穴や溝に詰め物をしておくこと。

各ブロックはボルト6本(赤○)でエンジン本体と接続され、インジェクターの保持金具が赤矢印部分のボルト(10mm)で止められています。
インジェクターは取り外し方が判らなかったのでそのままにして作業しました。当然燃料ホースやケーブルがひっかかったりねじれたりすることになるので注意してください。本当は全部外すのが正解みたいです。

このブロックを取り外すとインジェクターも一緒にくっついて取れます。裏側からインジェクター周りを掃除。
インジェクターの噴射口はそれほど汚れていませんでしたが、ブロックとインジェクターの間(3mmくらいの溝がある)にスラッジががっつり詰っていました。

日の出ている時にはエンジンルームをいじり、日が落ちれば家に持ち帰れるものはもってかえる。
今回はインテークマニホールドを磨いてみました。都合3晩、鏡面仕上げコンパウンドでセコセコ磨きました。

基本的に、ただのステンレス管です。(;´Д`)結構傷だらけ。

中はそれほど平滑ではなく、削りはじめると際限が無さそうなので掃除だけで終了。
内側は主にオイルやガソリン等の液体で汚れてました。ゴムとインマニの間にしみこんでいたりします。また、ガスケットは相当汚れてました。本来間にしみこませないようにガスケットがあるはずなんだが・・(;´Д`)

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