弐代目 アルファ156 アルファロメオのメンテナンスなどなど弐代目Alfa156は、つちのこが作成しています
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2002 WorldCup 雨・雨・雨・・ (6/18)
6/18、火曜日。
日本×トルコ。
宮城、15:30キックオフ。

東京駅10時頃発のMaxに乗り込み、一路仙台駅へ。
結局自由席には座れなかった。出発間際に出張と思われるスーツ姿の人たちが何人か乗り込んできて、苦笑する。
そりゃそうだ、乗ってる人のほとんどは日本のユニ着てるんだから。ちなみに私は着ていない。

12時過ぎに仙台駅に到着。外は大雨である。いい加減にしろ、と言いたくなるくらいの大雨である。何でこの日に雨になるんだかな、もう。

とりあえず昼食。牛タン屋を探す。有名所は日本ユニを着た一団に占拠されて、いつ出てくるかわからん状態なので、適当な路地にあった良い雰囲気の店に入り直す。
なかなか美味の店であった。残念ながら、どこの店だかもう覚えていない。

牛タン定食を食べ終えてから、これから日本戦を見にいくと話すと、店のおばちゃんから思いがけない答えが返ってきた。
おばちゃん:「なんであんなところでするんだろうね〜?仙台スタジアムなら良いのにねぇ〜」

仙台スタジアムとは、ベガルタ仙台のホームスタジアムである。市営地下鉄終点の泉中央駅から徒歩4分。サッカー専用でキャパ2万人と、小さい分非常に迫力のある競技場。
これまでも、宮城スタジアムのひどさは耳にしていたが、地元の方も評価は同じようだ。嫌な予感のまま、スタジアムに向かう。

今回の座席は日本側のため、地下鉄泉中央駅から連絡バスに乗らねばならない。
途中、窓越しに仙台スタジアムを眺める。うん、確かにいい雰囲気だ。交通の便もいい。

1時頃終点に到着し、駅を出る。目を疑った。目の前まで人の列が繋がっている。どうやらこの列は、連絡バスを待っている人の列のようだ。不安なまま並ぶ。
どんどん進んでいくと、駅前広場上の雨ざらしのところへ進む。外はまだまだ大雨である。一向に列は終わらない。えんえんと続く列は広場を大きく一周し、結局1時間も雨の中並ぶことになった。最悪である。

準備されている連絡バスは、どうみても少ない。鹿島や静岡の時とはえらい違いだ。皆一様にうんざりした顔でバスに乗り込む。
乗った後も驚愕である。いつまで乗っても競技場まで着かない。駅前を出て、住宅街を進み、そろそろかと思ったところで山道に入る。そこからたっぷり15分は走って、文字通り山の中に到着。時刻はすでに2時を大きく過ぎている。

さらに列は続く、競技場への入場口がなんと2つしかなく、当然人をさばききれていない。またもやえんえんと並ぶ。雨はまだまだ降り続いている。

結局、入場したのは3時過ぎである。なるほど、これは最低だ。こんなところで、こんな体制でワールドカップを開催するとは言語道断だ。全く酷い。ボランティアも警備員も非常に少なく、おそまつなことこの上ない。
他にも開催地があったにも関わらず、地域の割り振りを優先した結果、こんな酷い環境で開催するはめになってしまった。宮城県も宮城県である。全くやる気が見えてこない。
ここは、本当に、酷かった。

入場して座席に着いたときは、もう選手が入場する直前になっていた。
座席は日本側ゴール裏からちょっとメインより、一番上である。幸いにも屋根の下。しかし、屋根が頭のすぐ上にあるせいか歓声が大きくこだまする。

客席を眺めてみれば、国体仕様のとてもなだらかな傾斜。サッカーを見るにはとても適していない環境である。歓声は空に消えていく。全く酷いスタジアムだ。

屋根がカバーする範囲が狭いのか、観客は一様に雨カッパを着ている。青色ではなく、その辺で売っているビニール色のカッパ。嗚呼、青色であったらどれだけ助けになったことか。

国歌斉唱。

日本は、なぜか日本を称える人が少ない。間違った歴史認識を押しつけている某団体の影響なのだろうが、この場ではそんなことは全く影響無い。
日本代表を応援するために、国旗を掲げ、国歌を声高らかに歌う。世界中でごく普通に行われているこの行為が、ようやく何のしがらみもなく受け入れられるようになった。

日本という環境を好み、日本の街を好み、日本での生活を好む。そういった普通の感情が、何故か「軍国主義」だの「過去の反省」がどーのこーのという謎の思考に置き換えられる。
日本はヘンな国である。

何はともあれ、こんなに多数の人間が、真剣に国歌を歌う場は始めてである。
この試合の後「観客の応援が少なかった」などと言う非難があったが、この場に居た者として決してそんなことは無かった、と強調したい。
日本代表戦でよく見かける、浮ついた雰囲気は全く感じられなかった。全員が、真剣だった。

残念ながら、日本は負けた。
もう少し何か出来たのではないか、という雰囲気を残したまま試合は終了した。

やはり後味は悪い。

しかし、試合中の真剣な応援と同様に、試合終了後選手達を称える応援が続けられた。

日本を応援する。

日本戦最初の試合で聞こえてきた「ボク達の代表」というフレーズが、この2週間で全く違和感が無い言葉に変化していた。
チームが残した成績よりも、日本中が変化したことが、ワールドカップでの大きな成果だったと思う。

帰りのバスに乗り込む。
誰も、一言も発しない。重苦しい雰囲気のまま、地下鉄に乗り、そのまま新幹線に乗り込む。
新幹線の中も、全く重苦しい。
東京駅を降りても、街中が重苦しいように感じられ、それは家に帰るまで感じられた。

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