このころから韓国開催試合のチケットが全然売れていないことが知られてきていたが、これを入手しようとする人も表れてきた。
その副産物として、意外なチケットが購入できることが発見された。

海外サポーター向けチケットである。

これに気が付いた一部の人は迷わず購入。「日本戦全部観戦」チケットもあったが瞬く間に完売。ロシアやベルギー、チュニジアの日本と対戦する国のものや、イングランド、アルゼンチン、イタリアといった強豪国のものも瞬時に売り切れる。
また、決勝・準決勝が行われる「横浜」「埼玉」のチケットも完売。

但し、その後しばらくしてから発覚したのだが、チケットがいつ届くのか全く不明なのであった。とてもギャンブル。

既にこの頃、実は販売されていないチケットが大量にあり、さらにどこのチケットが販売されていないかきちんと把握されていない、という驚愕の事実が発覚していた。
また、３次販売は電話番号単位での完全抽選で販売されることとなった。
２次販売のリダイヤル地獄を経験した者にとっては、ありがた半分・競争率悪化で迷惑半分、といったところだった。

競争率がどのような状態になるのか全く予測はつかない。とにかく、かたっぱしから電話番号を「借り」ていく。
発表は４月下旬ということである。だんだん追いつめられているチケットゲッター達。

結局、３次販売の当選確率は総じて30%程度。日本戦や決勝・準決勝を狙わなければほぼ確実に入手できる結果となった。

３次販売が終了し、いよいよ開幕も近づいてきた中、インターネットのチケット販売ページでは新たな動きが見られていた・・