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1998y V6-6MT

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2002 WorldCup 世の中が変わる瞬間 (6/4)
最初の日本戦の日。
日本戦については始めからチケットを取る気もなく、テレビで観戦。入手困難なことも去ることながら、どうしても観ていて感情移入ができない。
悪い点ばかりが目に付く。ストレスの溜まる試合展開。消極的なプレー。妙に浮ついた観客。
日本戦における観客席は、これまで接してきた、いつも通りの「日常」である光景しか見られない。特殊な空間であるワールドカップの場なのだから、見ることができなかった海外の国の試合を観れるだけ観よう、とそう決めていた。

試合が始まろうとしている。
実況担当の倉敷氏が「ボクたちの代表」というフレーズを多用している。人選はともかく、本当にこれが日本代表なのか、今ひとつ実感が沸かない。興奮度だけで言えば、フランスW杯の予選の時の方が上回っていたのではないか。

試合が始まる。残念ながらと言うか、予想通りと言うか、前半はさぐり合いの安全策を優先した、退屈な展開が続く。正直、眠かった。

後半開始。ベルギーは堅い試合を続けている。ヨーロッパにおいて長年中堅どころに位置しているベルギー、耐える試合展開には慣れているのだろう。全く危なげない。
そして、試合が動く。ベルギー側フリーキック後にオフサイドが取れず、ウィルモッツのオーバーヘッドシュートであっさりと先制する。
意気消沈し、これまで幾多と繰り返されてきた敗戦の雰囲気が観客席を覆っているのが見て取れた。空元気で応援を続けているのが感じ取れる。

その直後、日本人の精神面を劇的に変える「事件」が起きた。ほぼチャンスが無いように見えたゴール前への放り込みに対し、鈴木がぎりぎり触って、ゴール。

さすがに、冷めた目で見ていた私もびっくりした。意気消沈していた「今まで」の観客も同様に驚喜・歓喜・驚愕の渦に。
このゴールは本当に大きな意味を持つゴールだったと思う。決め方はどうであれ、失点直後の、志気が明らかに落ちた直後のゴール。これで勢いづかない訳がない。

さらにその後、稲本の遠目からのシュートで2点目。
「稲本〜〜〜〜!!!!決めてくれ〜〜〜〜!!!!」
倉敷氏が壊れた。

2点が入った時点で、もう日本という国そのものがはっきりと変化していた。
戦える。勝てる。やるじゃないか、日本。
日本代表に対して、誇りを持つ。誇りさえあれば、弱かろうが負けようが不甲斐なかろうが前向きに応援できる。大事な大事な本質の部分がこの時ようやく生まれたんじゃないだろうか。

その後森岡の負傷交代もあり、同点にされ、そのまま試合は終了したが、この試合結果そのものには大きな意味は無い。
試合結果以上に、大きなものが得られた試合だったのではないだろうか。同じ引き分けでも、0-0で終了したのでは全く違う結果になっていただろう。

日本戦の余韻を感じていたが、韓国では波乱が起きていた。

ポルトガルがアメリカに負けていた。モチベーションが低いとは思えない。体調不良だったのだろう。「勝ちたい」とは思っても「どうしても勝ちたい」と思えない、そういう精神状態だったのかもしれない。
どちらにしても、今となっては「負けるべくして負けた」と感じるしかない。

そして、波乱がもう一つ。韓国がポーランドに勝った。
日本国内ではポルトガル1位確実、2位をアメリカとポーランドで争い、韓国は勝ち点が取れるかどうか、という見方が大勢だったが、まったく予想外の結果に。

明日の観戦試合のこともあり、結局この日は他の試合は真面目に見る気も起きず結果をざっと見て終了した。

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