ポルトガル×韓国の試合は、痛々しくてつい最近まで観ることができなかった。
改めて見直すと、前半はポルトガルの選手達が妙に判定に対して不満を表すことが多いことに気が付く。接触プレーやスローインの判定である。
この時の主審はアルゼンチンのアンヘル、ボカ×リーベルといった重要な試合の笛を吹くことも多い、信頼できる審判のはずだ。しかし、何故か不満が目につく。
そして、前半27分に事件は起こってしまった。ジョアンパウロのファール。即レッドカード。判定にイライラしていたこともあるのだろうが、冷静に見てもレッドカード相当のファール。さらにイライラするポルトガルの選手達。
後半、ベトが2枚目のイエロー。これも出さざるを得ないカード。直後に失点。判定のアヤもあるが、ポルトガルは自滅してしまった。
その後、やっと開き直ることができたポルトガル。これまで見たどの試合よりも輝きを見せ始めた。が、9人対11人ではどうしようもない。悲壮感漂う攻撃。華麗で力強いが、とても悲しげに攻撃を繰り返す。結局点は奪えず、敗退が決定した。
9人になってからの攻めはとんでもない高レベルなものだったが、残念ながら負けてしまった。
この試合が、今大会のケチの付け始めとなった。
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