今回の座席は日本側のため、地下鉄泉中央駅から連絡バスに乗らねばならない。
途中、窓越しに仙台スタジアムを眺める。うん、確かにいい雰囲気だ。交通の便もいい。
1時頃終点に到着し、駅を出る。目を疑った。目の前まで人の列が繋がっている。どうやらこの列は、連絡バスを待っている人の列のようだ。不安なまま並ぶ。
どんどん進んでいくと、駅前広場上の雨ざらしのところへ進む。外はまだまだ大雨である。一向に列は終わらない。えんえんと続く列は広場を大きく一周し、結局1時間も雨の中並ぶことになった。最悪である。
準備されている連絡バスは、どうみても少ない。鹿島や静岡の時とはえらい違いだ。皆一様にうんざりした顔でバスに乗り込む。
乗った後も驚愕である。いつまで乗っても競技場まで着かない。駅前を出て、住宅街を進み、そろそろかと思ったところで山道に入る。そこからたっぷり15分は走って、文字通り山の中に到着。時刻はすでに2時を大きく過ぎている。
さらに列は続く、競技場への入場口がなんと2つしかなく、当然人をさばききれていない。またもやえんえんと並ぶ。雨はまだまだ降り続いている。
結局、入場したのは3時過ぎである。なるほど、これは最低だ。こんなところで、こんな体制でワールドカップを開催するとは言語道断だ。全く酷い。ボランティアも警備員も非常に少なく、おそまつなことこの上ない。
他にも開催地があったにも関わらず、地域の割り振りを優先した結果、こんな酷い環境で開催するはめになってしまった。宮城県も宮城県である。全くやる気が見えてこない。
ここは、本当に、酷かった。
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