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アルファ156・フェーズ2について

2002年9月から、2003年9月のマイナーチェンジ頃まで販売された個体をフェーズ2と呼称します。
ここでは、このフェーズ2の個体について解説します。

※このほかのページ
■ フェーズ1・2・3の違い
■ フェーズ1
■ フェーズ2 (このページ)
■ フェーズ3
■ 特別仕様車

追記:
もし間違いや追加情報がありましたら遠慮なく指摘ください。
よろしくお願いします。

最も大きな変更は、エンジン型式の変更です。

TSエンジンは、直噴ガソリンエンジンのJTSに変更されました。
直噴エンジン化によって、出力特性向上、有害排気物削減を狙ったのですが、新型エンジンゆえ初期ロットのJTSはあまり誉められたエンジンではありませんでした。音はうるさく振動は大きく、トルク特性もあまり良くありません。変更直後は、TSエンジンの良さが改めて指摘されていました。
しかし、月日が経つにつれてだんだんと熟成され、フェーズ3以降では安定したエンジンとなりました。直噴エンジン特有の粒子成分(黒煙)が目立つものの、トルク特性は明らかに向上し、振動も小さくなりました。

V6エンジンは、エンジン本体には手を加えず、エキマニの各バンクに1つずつ触媒が追加されました。
また、フロントパイプの集合部が、元々装着されていた触媒の後方に移動され、それと同時に触媒もそれぞれのフロントパイプへと移動しました。これで都合4つの触媒が装着されていることになります。
V6エンジンは元々の設計が古いこともあり、EURO2規制もぎりぎりでクリアされていたエンジンです。EURO3に対応させるには、さぞかし苦労したことでしょう。このおかげで、フェーズ1特有であった、エンジンの吹けの良さが多少薄れてしまいました。
この点も私がフェーズ1をオススメする理由の一つです。

内装は大幅に変更されました。
オーディオ系は147に準じたものとなり、CDデッキはパイオニア製となりました。また、BOSEスピーカーシステムが標準導入されています。
ABSに加えて、EBD・ASRの電子制御システム、左右独立のオートエアコンなど、電装系にも多数の変更があります。

なお、このモデルから導入されたスポーツレザーシートは、硬くて座れたものじゃありません。何人かのフェーズ2オーナーに話を聞きましたが、総じてとても不評です。
私もこのシートは嫌いです。できれば標準のモケットシートをおすすめします。

外装色は、フェーズ1後期と全く同じラインナップです。
若干の変更点として、ドアミラー(土台部分除く)およびバンパーモールが同色塗装されるようになりました。私の156と同じような外観です。

フェーズ2の個体は、販売期間が1年程度と短かったこともあり、あまり市場に出回っていません。
直前に販売されたロッソコルセはフェーズ1の個体だったことからも、欧州の排気ガス制度のEURO3規制に対応させるために仕方なく変更したように思われます。

ここでは記載しませんが、この後に発売された156GTAも、内装・外装はこのフェーズ2に準じています。これは156がフェーズ3に以降した後も変更されず、同じままです。

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