アルファ１５６コワレターズ・リポート

取り扱い説明書

ここでは、１５６の故障について、皆さんからのリポートを元に傾向と対策を考えていこうと思っていますが、クルマの故障というのは一見同じ症例のように見えて、実は原因（故障箇所）が全然違っていたということが往々にしてあります。したがってここに記載の内容が、あなたの１５６の不具合に必ずしも適合しないことはご理解していただきたいと思います。

また、私は故障をＤＩＹで直すことを奨励しているわけではありません。原因がわからない、または自分の手に余るトラブル発生時は、早めにプロに依頼するようお願いします。

費用欄の金額については、整備工場によって設定が異なるため、目安としてお考えください。

なお、スピルバーグ氏の「マイノリティー・リポート」と何らの関係のないことは、記載するまでもないですね。

症状	車種	原因	対策	費用	報告者
ハンチング（アイドリング回転が上下する）	共通	スロットルボディー周りの汚れ	市販のキャブレタークリーナーでスロットルボディーを洗浄することで改善されることがあるようです。ただしエアフロメーターの故障の場合もあるため、自分でクリーナー吹いてみて良くならなければ、プロに任せた方が無難。（洗浄法はリンク先「イカモノ１５６」参照）	ＤＩＹで済めば１０００円以下。ディーラーに頼んでも洗浄のみなら３０００円程度	Ｄさん、seraさん
タイミングベルト交換	共通	ベルト・テンショナーの劣化	タイベルは、３万㌔を超えたくらいから『ロシアンルーレット』の始まりです。まあ、油脂冷却水等問題がなければ、４万㌔くらいまでは、問題が無い場合が多いですね。ギャンブル的には６万㌔くらいでも大丈夫かも知れない。意外と”穴”なのが、ベルトテンショナーですね。ベアリングの玉が粉砕されたっちゅうのを、見たことが有る。（現在は対策済みなんだけど....ね。）まあ、保証期間内だったら保証修理となるから、安心してください。簡易なチェック法としては、ベルトカバーの隙間をマイナスドライバーでちょっとこじって、タイベルの「背」を見る。ベルトの「背」の状態で、有る程度の予測は出来ますよ。切れるときは、アクセルオンの状態よりか、オフの状態の方が多いと思う。エンブレ時とか....）アイドル時でも、切れるときは切れる。（切れると表現しちゃってるけど、「コマ欠け」がほとんど。）そうそう、少なくともベルト２回に１回はウオポン（ウォーターポンプ）は、交換した方が良いですね～。後で漏れるととても悔しいですよ。またアルファをはじめとしたイタ車は、ほとんどバルブクラッシュ（タイベルが切れたときバルブとピストンが衝突する現象）します（例外として、プントとかパンダはしない）。バルブクラッシュ時に「こっつんこ」だったら、曲がったバルブだけ交換すれば大丈夫だけど...「ごっつんこ！！」だったら、フルOHになるかな～？	１６～１８万円 ※費用や交換時期について、みなさんからの情報をお待ちしてま。	Agitoさん
オイルキャッチタンクによるハンチング予防策	共通		→こちら←		ＳＷさん

症状	車種	原因	対策	費用	報告者
シフト不具合（ギヤポジションインジケーターが点滅した後４速だけ入らなくなる。19,000キロで発病し以後月１回程度発症）	ＴＳセレ	ミッションケース内シフトフォーク軸受け部欠損	対策品のミッションケースに交換してもらいました。合併症：アクチュエータに負荷がかかり、Seleポンプに亀裂が発生しSeleオイルが滲み出してました。念のためSeleユニット毎交換。	マスターケア適用で無償ミッションケースは対作品が出ているため、保証期間後でも応じてくれるかも？	Nobby17さん
シフトレバー抜け	ＴＳ５ＭＴ	接着剤不足？	→こちら←	ボンド代	ユーノス１５６