今回は作業前に計画を立てて、下準備をきちんとしておかないといけない。ブレーキフルードが漏れ出てしまうためである。
とは言え、実際には既にキャリパーとホースは接続されており、なおかつキャリパーも交換する前提なので、作業は非常に簡単である。少々の漏れは無視して、ホース上側を外してすぐさま新品をねじ込むだけである。
これがホースだけの交換となると、ちと面倒である。上側を外して、そちら側に栓をするのが一番であろう。8mm〜10mm径くらいのゴムキャップがちょうどいいと思います。
ちなみに0.5秒に一回くらいの間隔で「ポタポタ」と雫が垂れてくるくらいなので、速攻で作業すれば何とかなるかもしれません。あまりお勧めできませんが。
さてさて、実際に交換しよう。
まずは、一番上の矢印部分にあるホース固定用の金具を取らないといけない。この金具は単にはめ込まれているだけだが、ウチの古いクルマだと砂と泥が詰まりまくって固着していた。なので水と歯ブラシで掃除してから、ドライバーでこじって少々乱暴に外した。
次にこの部分のフレアナットを外す。
ここの構造は、上側のホースの口金がフレアナットとなっており、下側ははめ込まれるナットが付いているような感じだ。よって、ここを緩めるときは下側を押さえ、上側を左へ回して緩めるのが正解。
逆に下側を回すとブレーキホースがねじれて大変なことになります。
上側は11mm、下側(ブレーキホースの上側)は17mmのナットです。当然ながら、工具はフレアナットレンチを使用してください。結構きっちり締められているので、通常のスパナでは、なめたりホースにキズをつけたりする可能性があります。
ちなみにブレーキホースとキャリパーの接続部分は14mmです。こちらもフレアナットレンチの方が作業しやすいです。フレアナットレンチはスパナの代わりとして結構使い勝手があるので、1setそろえてもいいかも。
写真下側の矢印(ホース中間部分)にホースが外れないようにピンがはまっています。うちのは片側がどっかに紛失したらしく、タイラップにされてました(;´Д`)
キャリパー、キャリパーブラケット、パッドの交換については別ページと同じなので省略。なので、ブレーキ周りの作業は一度にすると効率が良いです。
交換作業終了後は、確実にホース内にエアが混じっているのでエア抜きをきっちり行ってください。
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