弐代目 アルファ156 アルファロメオのメンテナンスなどなど弐代目Alfa156は、つちのこが作成しています
■弐代目 Alfa156
1998y V6-6MT

メンテナンス・DIY整備

整備記録

弐代目156 購入への道

すぐわかる 弐代目156
■壱代目 Alfa156
2000y TS-Sele

壱代目156 購入への道

156の安全性

役立ち雑記帳

不定期日記

リンク

新・掲示板

過去の企画物ページ

当サイトのご案内

メール

エアチャンバー&インマニ脱着して清掃(2004/2)
V6エンジン左バンク上にあるエアチャンバー。
156についてのページは色々あるが、このエアチャンバーについての記述のあるページがどうしても見つけられない。また、左バンク側の点火系統はこの下側にあり、プラグ交換は「取り外しが必要で、大変である」という説明しか見あたらない。

さらに言えば、インテークマニホールドも薄汚れたままである。平塚の某夜逃げしたショップのように取り外して磨いてみたりしたいものである。

んじゃ、試しに自分でやってみるか、と思い立ちとうとう実行に移した。

結論から言えば、やはり素人が簡単に手を出せる作業ではない。
確かに落ち着いてきちんと作業を行えば決して難しいものでもない。難しくはないが、失敗すると取り返しのつかない結果を招く可能性が大いにある。

実行される方は、自己責任でお願いします。

なお、作業としては一連の流れだが、文章量・写真の量が多いためページを分けて作成している。

■ エアチャンバー外してみる
■ プラグ外してみる
■ インテーク&インテークマニホールド外してみる
■ まとめ

このページでは、エアチャンバーを取り外すまでの手順を記述します。

改めて説明するが、「エアチャンバー」とはスロットルバルブ 〜 インテークマニホールドまでのV6 24Vと書かれているブロックである。
役割は吸入した空気を各気筒へ導入するだけ。

取り外し手順は、おなじみのメンテCDから確認した。結構単純である。

まずはスロットルバルブへ繋がるインテークパイプ(写真右端)を外す。真ん中からではなく、エアクリーナーボックスの上から全体を一度に外した方が作業しやすい。

次に、インテークマニホールドへ繋がるゴム管を締め付けているホースバンドを外す(写真赤線)。このゴム管は、エアチャンバー側は刺さっているだけだが、インテークマニホールド側は溝にかっちりとはまっていて簡単には取れない。
よってエアチャンバー側のみ外せば手順としては問題無いが、脱着時に万一他の部品を傷つける可能性もあるので全部取ることをお勧めする。
外したあとはインマニにぶら下げておかず、きちんと脱着すること。軽く広げれば取れます。

また、エアチャンバーを取り外し易くするために、インマニとエンジン側を接続しているボルト(写真赤丸)を少し緩めておく。こうすることで接合部に遊びが生まれ作業が行いやすい。
インマニを取り外す場合でもこの時点では取り外せないので緩めるだけで良い。

なお、このボルトを緩めるための道具には注意が必要である。インマニの間が狭く奥まった位置にあり、またそれなりのトルクで締められているので、上質の細身のエクステンションとヘッドが必要だ。
私はこのために1/4ヘッドのソケット(5mmHEX)+エクステンションを用意した。

エアチャンバーに繋がれている補器類を取る。裏側のベーパーセパレーター、プラスチックカバー、燃料ホース固定プラスチックなど。

補器類の前に、エアチャンバー奥のバルクヘッドに付けられた黒いプラスチックカバーを取っておく。作業上すごく邪魔である。
ちなみに中身は、配線コネクタが押し込められているだけ。

ベーパーセパレーターは2本のボルトと3本のホースが繋がれているので、全部外す。(別ページ参照

配線カバーになっている黒いパーツ(ベーパーセパレーターとエアチャンバーの間)は、手前の赤○と、奥側の赤○ボルト&その下にもう一本、都合3本のボルトで締められている。なお、これの脱着には少々知恵の輪を解かないといけない。

エアチャンバー上の燃料ホース固定用パーツ(画面下の赤四角)も外す。ツメで止められているだけだが、熱で弾性が失われているため非常に壊れやすい。というか壊した。Σ(´Д`ズガーン
ツメは粉々になり、蓋と本体が2つに割れた。年式が古い個体の場合、無傷で取るのはほぼ不可能と考えて良い。
ただいま新品パーツを発注中である。(;´Д`)

奥側のホース3本(矢印)も取る。青いチューブのものは、コネクタ部の白い部分を押すと取れる。残りの2本はホースバンドを外した後に引っこ抜く。
全て空気しか通らないホースなので、何かが垂れてきたりすることはないので安心して外して良い。何かが垂れてきたら、それはそれで問題なのだが。

いよいよエアチャンバーを固定しているボルトを外す。

まずはチャンバー向かって右側の奥。
ボルトの前に、邪魔なケーブルクリップの白いプラスチックを外す。そもそも外さないとエアチャンバーが取れない。ボルト1本だけ(矢印)。

その下に出てきたボルトを1本外す。

さらにボルトをもう一本外す。

またまたその前に、ベーパーセパレーターがボルト止めされていた棒を取る。左側の赤○のボルト(10mm)を1本抜けば取れる。この棒はいじり止めを兼ねているようで、取らないと邪魔である。

その下にあるボルト(右側赤○)を外す。

以上なのか・・・?以上である。結局は2本のボルトでしかエンジン側とは固定されていないのだ。(;´Д`)

2本のボルトと、台座裏にあるピン2本、あとは補器類色々とインマニ6本。インテークパイプははめ込まれているだけなので、むしろ固定している側だ。
あとはケーブルをよけつつ、慎重に、ゆっくりと取り外してください。かなり重いです。

固定されている箇所やチャンバーそのものの紹介は別ページで。

ということで、取り外すだけであれば簡単です。

但し、取付けの方が倍大変です。インマニ側と、裏のピン側とを同時に合わせないといけないのでコツがいります。
その後、取り外した補器類・ホース等を元通りに戻してください。インマニのホースバンドも12本ちゃんと締めること。なお、壊したプラスチックは新品に交換してください。(;´Д`)

他のModify・メンテナンスを見る
「弐代目 Alfa156」 TOPページへ戻る
S